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> トップ > 気まぐれ日記 > 2008年 > 2月15日(金) |
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[夜間学級を視察] 様々な事情で義務教育未修了の人に学ぶ機会を [2008年2月15日(金)] |
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2月8日(金)に世田谷区立三宿中学校夜間学級の公開授業の視察にいってきました。
きっかけは夜間学級をうけもつ先生から、「本校では、世界14カ国、16歳から70歳代の生徒が、それぞれの学力に応じた習熟度別クラスで義務教育課程の学習に励んでいます。人生をたくましく生きてきた生徒たちは基礎・基本の学習修得を強く求めて夜間学級に入学しています。確かな学力が身につくよう十分な時間をかけて指導にあたり、国際理解教育を推進しています。ぜひ公開授業にご来校下さい」とのメールをいただき、以前から夜間学級の授業を拝見したいと思っていましたので、時間のやりくりをして伺いました。
公立の夜間中学は全国8都府県に35校しか設置されておらず、三宿中学校はそのうちのひとつです。その他に地域住民の方々などが運営する自主夜間中学が21校あります。
そこで学ぶ人たちは、義務教育をさまざまな事情で修了できなかった人です。近年はニューカマー(新渡日外国人)の人たちも多く在籍しています。
私も昨年の決算委員会で夜間中学問題をとりあげ、義務教育未修了者の実態把握と支援の必要性を訴えました。
三宿中学校夜間学級は、在籍95人、14カ国の生徒が一日の仕事を終えて17:35〜21:00までの一日4時間の授業を受けに、神奈川や埼玉など県外からも通学してきます。クラスは日本語学級と通常学級があるとのことで、日本語学級の授業を参観させてもらいました。ひとつのクラスは、形容詞の活用変化を学習中で、7〜8人の少人数で一人一人に先生が質問をしながら板書。生徒さんは答えながら熱心にノートをとっていました。学ぶ目的が明確で、学びたいという意欲に支えられた授業です。
別の教室では、4時間目のスピーチ発表に備えての授業が行われていました。60代位の中国の女性のスピーチに「先生がとてもやさしく、親切で感謝している」ということばが何度も出てきてとても印象的でした。
昼間と夜間の校長を兼任されている岡部校長先生が「ここには『わが師の恩』がいきている」とおっしゃった通りのスピーチでした。
夜間学級は、学校教育法施行令で昼と夜の二部授業を実施するかどうかを市町村教育委員会の裁量で決定され、学級編成について都道府県教育委員会と協議し教職員定数を措置することとなっています。現在8都府県に35校しか設置されていないのは、全国にニーズがないからではありません。
2000年の国勢調査による未就学者は15万9,700人であり、1985年の文部科学省推計によると義務教育未修了者は70万人だそうですが、全国夜間中学校研究会等の調査では160万人という数字がでています。まずは、すべての国民に義務教育を保障するために国として、きちんとした実態調査が必要であり、公立の夜間中学を最低でも各県に一校は設置することが必要だと思います。そして現在地域ボランティアに支えられる自主夜間中学にも国として財政的支援を行うべきだと思います。
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「事情があって、小学校を卒業していないのですが…」
「不登校で中学校にほとんど行かなかったのですが…」
「日本語の勉強がしたいのですが…」
「ひらがなから勉強したいのですが…」 |
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| 三宿中学夜間学級パンフレットより |
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義務教育に責任をもつべき政府が、さまざまな事情で義務教育を修了できなかった人すべてに学ぶ機会を提供することは、国の責務であるはずです。この視察を終えて、引き続き消極的な政府の姿勢を質していきたいと思いました。 |
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