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コラム
「教育の国家統制に抗して」
子どもたちに主権者として生きる希望を伝えるために
(NPO法人 女のスペース・おん「おん通信」Vol.139 2005.2.28掲載記事)
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今、学校の現場は 1/5
21年間子どもたちと過ごした小学校の現場を離れてもう13年になる。自分は教員にむいていない、辞めてしまいたいと食事ものどを通らない辛い日々も何度かあった。悲しい思いや辛い経験を消し去ることはできないが、それ以上に、やっぱり子どもたちとの出会いと生活はかけがえがなく、子どもたちにエネルギーをもらっていたんだと、折に触れ思い出す。

しかし、ここ数年の学校現場の変わりようは、どうだろう。

教職員の病気休職者は10数年前と比べて2倍の6,017人、そのうち精神疾患が5割以上と急増。私の身近な友人の中にも、病休を繰り返している人がいる。同期の友人の幾人もが、「体力も気力も続きそうにない」と、定年を待たずに退職している。

情報化、都市化、少子化、階層化など激変する社会のなかで右往左往するおとなを見ながら、学ぶ意味も将来への希望も持てずにいる子どもたち、虐待、DVにさらされている子どもたちもいる。こうした社会に対して子どもたちは、いじめや不登校、引きこもり、社会的な事件などさまざまな形でおとなたちに異議申し立てをしている。

にもかかわらず、子どもの現実を無視して、矢継ぎ早に、しかも猫の目のように変わりながらすすめられている「上からの教育改革」の強制のなかで、教職員は、子どもたちに寄り添おう、むき合おうとすればするほど自分の非力さや無力感を感じて追い込まれている。こんな状況で、生き生きと生き抜く力をはぐくむ教育ができるわけがない。
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