| 2005年4月25日(月) |
| 決算委員会 |
| 外務省、防衛庁の平成15年度一般会計などの決算審査 |
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| 神本美恵子参議院議員(以下、神本議員) |
民主党・新緑風会の神本美恵子でございます。
今の谷議員との外務省の方のやり取りを聞いておりまして、その前のお話では、外国の公務員はガバナンス、外国政府はなっていないというようなお話と、日本政府はそれに比べていいんだというようなお話の後にああいう場面に遭遇しまして、非常に、何年か前の外交機密費流用、私的流用の非常に大きな問題がございましたが、ああいうことを思い出したり、それから、私は今日は国際機関等への資金拠出の在り方についてということに絞って御質問しようと思っておりますが、これもまだ皆さんも御記憶に新しいと思います。いわゆるムネオ委員会と言われたあの支援委員会でございます。
そこで、政治と金や、まあ公務員による不正流用というような問題がありましたけれども、それを受けまして外務省としても外務省改革にとりくんでこられ、今その取組も正に進められているところだと思います。会計検査院では、この支援委員会の問題を機に国際機関等への検査が行われ、03年度決算検査報告でもそのことが掲記されてございます。
私は、ODAを始め、非ODAも含めて、この国連や国連の専門機関あるいは国際機関等に対する、日本がどれだけ、どういう外交政策を持って、基本方針を持って資金拠出をどの機関にするのか、どこに幾らするのかというようなことは、その厳しい財政状況の中でもめり張りを付けることによって国際社会に日本のメッセージを送る非常に重要な点ではないかというふうに思っておりますので、まず大臣に、町村大臣に、こういう国際機関等への資金拠出について、基本的にどのような方針、姿勢で臨んでいらっしゃるのかをお伺いしたいと思います。 |
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| 町村信孝・外務大臣(以下、町村大臣) |
この国際社会の中で今様々な課題があります。それは時としてどんどん変わっていったりしますし、昨今でございますと、新しい地球規模問題等も発生をしているのは委員御承知のとおりでございます。
それぞれに対応して新しい国際機関ができたり新しい事業が始まったりするわけでございまして、そうした国際的な動向というものを的確に把握した上で、もっとも財政には限りがございますので、その中で優先順位というものを私どもなりに考え、どうすれば日本の貢献というものが国際社会の平和と安定につながるだろうかということを考えながら実際の拠出額というものを決めていくということにしているわけでございます。 |
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| 神本議員 |
| 国際社会の平和と安定に寄与するということで、優先順位を付けながらということですけれども、外務省として、外務省だけではなく、この国際機関等への資金拠出、援助というものは、ほかの経済産業省や文部科学省、関係するほかの省庁も様々に拠出をしていると思うんですけれども、それを日本政府として政府全体で把握していらっしゃるのかと思いましたらそうではなくて、それぞれが拠出金、金額を決め対象機関を決めというふうにやっているようなんですが、これは問題ではないかと思いますけれども、現状どうなっているんでしょうか。大臣、お願いします。 |
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| 町村大臣 |
分担金、拠出金等の所管は、外務省含めて13の府省庁にわたっております。平成15年度から外務省において、関係省庁の協力を得ながら政府全体の拠出実績というものを取りまとめて、国際機関等への拠出金・出資金等に関する報告書というものを作成し、幅広く国民の方々にもそれを知っていただくホームページ等の提供をしているということでございます。
こういうことでありまして、13府省庁全部ばらばらにやっているのかというと別にそういうわけでもなくて、当然それぞれの国際機関には、例えばFAOであればそれは農林水産省が中心かもしれませんが、外務省もそれに大きな関係があるということで、常に相談をしながらこうした、どのくらいの拠出をしたらいいのかと、財務省は財務省で全体をその資金面から管理するという立場でそれは当然見ておられるんだろうと思いますが、外務省は外務省としてそれぞれの機関の活動ぶり、国際的な意味というものを関係府省庁と相談をしながら実際の金額、要求金額を決めているというのが実態でございます。 |
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| 神本議員 |
私、事前にレクチャーを受けたときにも、そういう総合的にきちんと把握、一元的に把握されているんですかとお聞きしましたけれども、そういうふうなお話、そのとき伺えなかったんですね。それで、外務省が関係する分担金、拠出金を出している国際機関は、過去五年間どういうところに幾ら出しているかということをお聞きしましたら、資料がないので作成するのにちょっと時間が掛かりますと、担当の方は大変御苦労をしてかなりの期間を要して一覧表にしていただいたんですね。で、一元的にやはりどれだけ拠出しているのか、しかもそれが経年的に、今年度は幾ら、昨年度と比較してなぜ減っているのか、増えているのかというようなことをきちんと把握する必要があるというふうに思って、それができていないのかなというふうに私は理解していたんですが。
今日、ちょっとうちの事務所で見付けたのは、平成15年度に国際機関等への拠出金・出資金に関する報告書というものが外務省によって作られているのが分かりました。ああ、こういうのが作られているんだなというふうに思ってそれは良かったと思うんですけれども、これが初めて作られたということなんですね。過去、こういう関係省庁の分もすべて入れて一元的な一覧表としてどういう国際機関に幾ら出しているというようなのが平成15年度に初めて作られたということなんですが、これは私はよしとしますけれども、なぜ過去こういうことがされてこなかったのか。なぜ、じゃこういうふうにする運びになったのかということをお伺いしたいと思います。 |
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| 塩尻孝二郎・外務大臣官房長(以下、塩尻官房長) |
お答え申し上げます。
委員御指摘の点でございますけれども、そういった全体的な報告書というのを昨年から作っております。平成15年度、それから平成16年度ということで2回やっております。今後とも、こういうことでしっかりやっていきたいというふうに思っております。 |
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| 神本議員 |
| この報告書の中でも、めり張りのある予算編成に反映させるためにもこれは非常に有効であるというふうなことを外務省御自身お書きになっておりますので、是非そういうふうに生かしていただきたいと思うんですが、特に国連や義務的分担金が決まっている、分担率が決まっている金額は別なんですけれども、任意拠出金、これは当然任意ですので日本政府が決められるんだと思いますが、その決定はどのようにしてされているんでしょうか。 |
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| 塩尻官房長 |
お答え申し上げます。
任意拠出金の決め方でございますけれども、まずいろいろな国際機関等から拠出を要望するということがあります。で、その関係する部署が、官房部門を始めとして関係するところと調整を経まして必要な予算要求をしていくということです。
それに当たっての判断材料ですけれども、我が国の国益にいかに資するのかという観点を踏まえまして、それぞれの国際機関等と我が国との関係、あるいはそれぞれの機関における邦人職員の活動状況、あるいは我が国から拠出した資金の使用状況、それからそれぞれの機関の活動指標の推移等を総合的に勘案してどの国際機関に拠出するのかと、任意拠出を出すのかということを決めております。 |
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| 神本議員 |
| そういうふうに外務省で作られた予算要求といいますか概算要求に出されるんだと思いますが、それを受けて財務省ではどのようにこの国際機関等の拠出金については査定されているんでしょうか。 |
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| 松元崇・財務省主計局次長 |
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国際機関等への任意拠出金の予算措置でございますが、毎年度の予算編成過程におきまして、財務省といたしまして、外務省その他関係省庁からそれぞれの国際機関等の事業年度の計画をお伺いするとともに、過去の事業実績あるいは次年度繰越金等の財務状況につきまして御説明をいただきまして所要額を査定いたしておるところでございます。 |
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| 神本議員 |
| 外務省もそれから財務省も、その政策の優先順位、重要性とそれからその執行率といいますか使用状況等を見ながら次の拠出額を決められているというお話でしたけれども、会計検査院にお伺いしたいんですが、会計検査院では、こういう国際機関、まあ日本政府のみが拠出している国際機関等だと検査権限が及ぶということなんですが、検査権限が及ばないというふうに聞いておりますけれども、この国際機関に対してはどのように対処していらっしゃるんでしょう。 |
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| 諸澤治郎・会計検査院事務総局第一局長(以下、諸澤局長) |
お答え申し上げます。
先生御指摘のように、国連や国際機関は、一般的には2国間以上の多国間の協定に基づいて設置されているものでございますので、日本の会計検査院の検査権限は及ばないものと考えているところでございます。
しかしながら、これら機関に対しましては我が国は多額の拠出金等を支出しておりますので、この支出を所管しております外務省等から、資料の提出、いろいろな説明を受けるなどいたしまして、拠出金等の状況を把握するように努めているというところでございます。 |
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| 神本議員 |
この国際機関等への決算検査報告ということで掲記された例は、91年度のPKOそれから2001年度の支援委員会やアジア女性基金、そういうことが過去掲記されているというふうに承知していますけれども、当時の新聞報道を見ますと、12の機関を検査した中で九つの国際機関で合計400億円の滞留金があったというふうに掲記されている中にもあったんですけれども、今日はこのアジア女性基金についてちょっと取り上げてみたいと思います。
こういう国際機関等、特にこれは会計検査院の検査が及んでいるんですけれども、及ばないところも委員の皆さんにはちょっとこう頭に入れながらお聞きいただきたいんですけれども、そこでの滞留金ということで、このアジア女性基金を掲記されるに至った、その検査の対象とされるに至った経緯とその内容をお伺いしたいと思います。 |
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| 諸澤局長 |
お答え申し上げます。
外務省が拠出金の支出を行っております女性のためのアジア平和国民基金事業運営委員会、これは御質問のアジア女性基金等が実施する事業に要する経費を繰り入れる事業を実施しているところでございます。そこで、同委員会の繰入れ先でございますアジア女性基金における拠出金の財務状況を私ども見ましたところ、毎事業年度多額の繰越金が生じているという、そういう状況でございました。
アジア女性基金では、12事業年度又は13事業年度におきまして、前事業年度の繰越金のみで支出予算額を十分賄えるものと認められますのに、外務省では同委員会に対しまして新たな拠出金の支出を行っておりまして、拠出金の支出に当たりまして十分な検討が行われていたとは認められない、そういう指摘を行ったところでございます。 |
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| 神本議員 |
| 次、外務省にお伺いしたいんですが、そういう掲記をされて、指導というか改善の意見が出されたわけですよね。それを受けて、その前に、こんな多額の滞留金が生じていたことについての外務省としての見解と、それからそれに対して十分検討をしてないじゃないかという会計検査院の改善意見についてどのような処置を取られたのか、お伺いしたいと思います。 |
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| 西宮伸一・外務大臣官房審議官(以下、西宮審議官) |
お答え申し上げます。
このアジア女性基金によります事業のうち、この拠出金で賄われる事業は基本的に医療・福祉支援事業と申しておりますが、これはいわゆる元慰安婦の方々の医療、福祉上のニーズに対応するということで行っている事業でございますけれども、慰安婦の方々の認定であるとか、あるいはその事業の執行に際しましてなかなか予見できないものもあるかと思います。そういった事情があったのではないかというふうに私ども思っておりますが、他方、今、会計検査院の方から御答弁申し上げましたとおりでございまして、アジア女性基金が行います、今申し上げました医療・福祉支援事業費の13年度決算におきまして約5億5,800万円の繰越金があったという御指摘、それから、ただいまございました支出額と繰越金の比がそれにしても大きいという御指摘を受けたわけでございます。
当省としての対応というお尋ねでございます。
会計検査院からの指摘を受けまして、ただいま話題になっています事業運営委員会、これが日本政府の拠出金の管理及び使用に関するガイドラインというものを設けておりまして、それの第6項、未使用金が生じた場合は、その扱いについて日本政府に協議するものとするという項がございますが、この項に基づきまして、日本政府、つまり外務省といたしまして事業運営委員会との協議を行ってまいりました。
その結果といたしまして、御指摘のあった13年度の翌年度でございますが、平成14年度以降に必要となる事業費を算定いたしましたところ、確かに会計検査院の御指摘のとおりこの繰越金で賄えるという結論に達しましたので、アジア女性基金に対します拠出金の支払を14年度は終了いたしました。
さらに、翌平成15年度でございますけれども、今後更にこの当該事業、つまり医療・福祉支援などの事業でございますけれども、この事業に必要となる所要額を除いた余剰見込額というのを算定いたしました。この金額は1億7,800万円ということでございますけれども、これをアジア女性基金から事業運営委員会の方に返納させたと、このような措置を取った次第でございます。 |
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| 神本議員 |
お手元に資料をお配りしているんですけれども、これを見ていただくと、分かりやすいようで非常に分かりにくい部分が私はあるんですね。元々、このアジア女性基金というのは、国民からの募金によって被害当事者の方々に償い金をお渡しするという償い事業と、それから政府の拠出金、補助金によって医療・福祉支援事業等を行うというような、大きくは、と、もう一つは、これからこういったことが二度と起きないようにというための、女性尊厳事業という名前が付いておりますが、三つがございます。今、外務省の方から御説明ありましたように、多額の滞留金があるのでそれを一部返納したり、それから拠出金を14年度からなくして、拠出金ではなくて違う名称、この医療・福祉支援事業というふうに名称が変わっています。
この今の資料の裏に、収支計算書の15年度分をお配りしておりますけれども、収入の部の医療・福祉支援等事業費収入、ここではもうゼロになっております。この前の年が一定の額が入っていたんですけれども。そして、支出の部を見ていただくと、事業費、医療福祉支援事業等というところで、2億1,400万が予算額なんですが、決算額が735円というふうになっているんですね。これはどういうことなんでしょう。収入で入っていなくて、そして事業費では、事業費予算、支出の予算で2億1,400万、決算は735円。全然意味が分からないんですけれども。 |
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| 西宮審議官 |
ただいまの委員御指摘の表に従いまして御説明をさせていただきたいと思います。
ごらんいただいている収支決算書は15年度の収支決算ということでございまして、年度でございますので実際には16年の6月に決算をいたしておるわけでございます。
委員御指摘の支出の部の医療福祉支援事業等2億1,400万円ということでございますが、これは、まず収入といいますか、その原資はどこかということであれば、先ほどもございましたけれども、前年度繰越しから賄っているということでございまして、その三つぐらい上に4億4,500万とございますけれども、この一部を充当しておるわけでございます、予算といたしましては。
ただいま委員御指摘のとおりでございまして、他方におきまして決算は735円ということになっておる、そこのところはいかにということでございます。これは、収支決算書におきましては、念のため申し上げますが、この財団におきましては、今の御指摘に従えば医療福祉支援事業等という項目になるわけでございますけれども、これは事業が終了するまでに必要な金額の記載ということになっておるわけでございまして、当該年度ということではございませんが、いずれにしましても決算額が735円というのはいかにということでございます。
この平成15年度につきましては、そこにございます2億1,400万円が予算の額に示されておりますが、正にこの何年か掛かる事業の一部を当該15年度に基金としては実施する予定でございましたが、基金とインドネシア政府の間の調整に相当手間が掛かりました。この更なる背景には、インドネシアの中で地方分権改革などいろんなことがございまして、予想外に時間が掛かった結果といたしまして、当該年度、15年度内に基金からインドネシアへの送金が行われずに、翌年度にずれ込んだということでございます。したがいまして、15年度の当該事業に係る経費が決算額に反映されなかったという事情がございます。
この実際の送金はカレンダー上はすぐ次でございまして、平成16年の4月に約6,700万円、それから平成16年8月に約2,200万円ということで、合わせまして8,900万円相当、約でございますが、が平成16年になってから送金しておりますが、ごらんいただいておりますのは15年度の決算ということで、確かに御指摘のとおり735円という決算になっておる次第でございます。
なお、以上の送金を踏まえまして、平成16年度の予算でございますけれども、ただいまの医療福祉支援事業費2億1,400万に相当するところは1億4,450万というふうに送金などを差し引いた形で計上されておりますが、これの決算につきましては今年の6月ごろということでございまして、まだ当初予算、これは3月に作ったものでございますけれども、当初予算では1億4,450万ということになっておる次第でございます。 |
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| 神本議員 |
詳しく説明をしていただいたようなんですけれども、さっぱり私には分からなかったんですね。皆さんも大変分かりにくい。一度レクでも聞いたんですが、やっぱり分かりません。
それで、この事業そのものが元々の、この被害当事者の方々に償い金をお渡しして、過去に日本が行ったことについて謝罪をする、そして補償するという元々の意味があったと思うんですけれども、これに対しては事業そのものが発足するときから賛否いろいろありました。今日はそのことは申し上げませんが、その被害当事者の方々に渡った金額、この下の方で、もうざっと合計しても、韓国、台湾、フィリピンの方たちに一人当たり200万とか医療・福祉で300万というようなことで、総額が10億8,000万ぐらいですね。で、日本政府が拠出しているのは、拠出金が14億、補助金が27億で、合計41億。もうこれだけ見ても41億のお金を出して日本政府としても償いの気持ちを表すと、謝罪の気持ちを表すということをしているはずなのに、実際にその方たちに渡っているお金は10億ちょっとしかないと。ざっと計算してもです、細かく言えばまた違うと思いますが。
そして、しかもこのアジア女性基金には長い間滞留金があってきちっと事業が進捗していなかった、そういうことを指摘された挙げ句に、また平成15年度には4億4,500万の前年度繰越金があるにもかかわらず、2億9,300万円の国庫補助金が出ているんですね。
こういったことに対して、本当にこの事業をこんな形で続けていいのかどうかということを私は、その金額から見ても趣旨に乖離しているんではないかというふうに思うんですが、いかがですか。もうやめたらいいんじゃないかと思います。 |
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| 西宮審議官 |
政府といたしましては、いわゆる従軍慰安婦問題につきましてアジア女性基金を通じて対応することが最も適切かつ最善の方法であるというふうに判断いたしまして、最大限の協力を行ってきたわけでございます。
女性基金の方は、2007年、平成19年の3月末をもちまして解散をされると。それまでの間、インドネシアの事業がまだ残っておりますが、それを粛々と実施していくと決定いたしております。
政府といたしましては、いろいろな御意見あるのは承知しておりますけれども、基金は設立以来、着実に成果を上げまして、償い金を受け取られた元慰安婦の方々から感謝の意も寄せられているわけでございます。基金の方も、今後解散までの間に事業を実施するとともに、解散後の課題についても検討されると承知しておりますので、政府といたしましては引き続き誠意を持って基金に対して可能な協力を行っていきたいというふうに考えております。 |
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| 神本議員 |
言葉は悪いようですけれども、今、粛々と予定された2007年度までやるとおっしゃいましたが、この収支計算書で見て分かるように、過去5年間もそうだったんですが、運営経費に9,700万円も掛かっているんですね。こんなにお金を掛けて、既に個人への償いは終わってしまって、インドネシアの事業だけが残っているからといって粛々と運営経費を使い続けることは私は税金の無駄遣いだと思いますので、私の意見としてはもう早期に解散を、店じまいを考えた方がいいというふうに思います。
最後に、大臣、こういったこのアジア女性基金の問題についてと、それから国際機関に対する決算が、材料が、私たち国会で議論するにもかなり外務省に言わないともらえないというか、なかなか整理されていないというふうなレクもありましたので、国際機関についての拠出の在り方について、大臣、最後にお願いをいたします。 |
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| 町村大臣 |
先生への資料の提出が大変滞ったこと、それは大変申し訳ないことだと思っております。実は、これで2年目ということですが、こういう大変立派な報告書ができておりまして、今後こういったものをちゃんとタイムリーに情報提供をしていかなければいけないと、こう思っております。
また、こうした大きな金額の資金の滞留、あるいは運営の在り方、これについては会計検査院からも指摘を受けたりしておりますので、国際機関に対する資金拠出に当たりましてはやはり国際機関側から適切な報告を求めていくということ、それから拠出金の支出に当たっては拠出の時期とか方法を精査をして当たること、それから予算要求に当たっては、当然のことですけれども、滞留金やら事業執行状況を踏まえて必要な予算要求をするということでこれまでもやってきたようでございますが、今後とも更にそのことを徹底をしていきたい、こう考えております。
いずれにしても、これは国民の税金を国際機関に出すという大変重要な仕事であるということでございますから、きちんとした説明をしなければならない、説明責任は大変重いものと、こう思っておりますので、今後ともしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。 |
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| 神本議員 |
| 時間来ましたけれども、この決算委員会としても、委員長にお願いですが、決算委員会としても、この国際機関等に関しての決算を何とか審議できるように情報公開といったようなことを、情報収集といいますか、それを是非検討していただきたいことをお願いをしまして、質問を終わります。 |
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