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国会活動2004年
2004年11月24日(水)
少子高齢社会に関する調査会
少子高齢社会に関する調査・自由討議
神本美恵子参議院議員
幾つも今議論出てきましたけれども、2000年ごろ、私、少子化と教育ということを中央教育審議会が議論をするときに、民間団体の方の研究の調査といいますか、それを見たときに、子どもを産むことをちゅうちょする理由の一番が経済的な負担が大きいというのがありました。それから二番目が、心理的負担ということが二番目にありました。

経済的負担は、子育て、保育所の費用とか様々なこともありますが、教育費が掛かり過ぎるということで、最近ではそれこそ大学まで出すと1千万以上掛かるというようなことも聞いていますし、親の所得格差が子どもの教育格差につながっているというような、階層が非常に二極化しているというような話も聞きますし、ますます、この子どもを産み育てるということに対する経済的な負担感というのは2000年のころよりはもっと強くなっているんじゃないかというふうに思います。

それからもう一つ、心理的な負担のところでは、特に今、虐待とか子育ての仕方が分からないということで、そういう不安もあるんですけれども、特にそのアンケートの中で出ていたのは、学校でいじめや不登校や非行と言われるああいう問題行動、少年犯罪というような、そういうことが起きているので、自分が子どもを産んだときに、そういうことに巻き込まれて、あるいは自分の子がそういうことを起こすんじゃないかというような不安と、学歴競争社会の中を生き抜いていけるかというような不安。

というようなことで、そういうことがすべて、子どもが、もし何か子どもにあったときに、それは親の育て方が悪いというような社会全体の、子育ての責任は、第一義は親にあっても、すべてが親にあるというようなこの社会の風潮の中で子どもを健やかに育てる自信がない、また育てることを社会的に支援してくれる、そういう感覚的なもの、あるいは経済的なものも含めた保障がないというようなことから、心理的負担を非常に感じて、子どもはもう一人でいいわとか一人も持ちたくないというようなことがそのころ話し合われました。

もう一方では、子どもの側からすると、少子化ということは、言い換えればマイノリティー化しているんですね、子どもが。少数派に、社会の中の少数派になっている。少数派になるということがどういうことなのかというのは、これは子どもに限らず、様々なカテゴリーで分けたときに、少数派はどうしても囲い込まれたり意見が反映されなかったりというようなことでどんどん縮小していってしまう。そんな中で子どもがどう育っていくかということを考えると、これは、人口減少社会恐れるに足らずですけれどもというようなお話を聞きましたけれども、一方で、その中で今育ち成長している子どもたちのことを健やかな成長という点から私たちは大人の責任で考えていかなければいけないのかというふうに思いますので、是非この調査会でそういう観点からの、子どもが育つのは何も保育所と学校、幼稚園だけではなくて、社会の中で生きていますから、社会環境、大人が作っている社会環境という意味からも大きく考えていく場になればいいなと思います。
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